2021.10.07

阪神のドラフトは今年も大当たりとなるか。ドラ1候補・森木大智は「守護神」の器

  • 安倍昌彦●文 text by Abe Masahiko
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

 今年のドラフト候補の捕手では、松川が頭ひとつ抜けた印象があるが、大学生にも中央大の古賀悠斗(右投右打)、国学院大の福永奨(右投右打)がいる。ともにバッティングに課題は残すが、ディフェンス力は高い。

 チームを見渡せば、ファームもウエスタンリーグを制するなど、若手は着実に力をつけている。ルーキーの村上頌樹が最多勝(10勝)、最優秀防御率(2.23)、最高勝率(.909)の投手三冠を達成。

 2年目の西純矢も6勝を挙げ、同期の小川一平も150キロ超の快速球とフォークを低めに決めて、一軍定着目前だ。

 彼らはみんな右腕で、チーム力の底上げには左腕を強化しておきたい。センバツ優勝投手の東海大相模・石田隼都(左投左打)は、今年の高校生左腕ではナンバーワンの実力者だろう。140キロ中盤のストレートをコンスタントにマークしながら、変化球のキレも抜群。1年目から一軍のマウンドに上がり、2年目からローテーションに入っても驚かない。それだけの力を備えた投手である。

 ほかにも、高校生には有望な左腕が揃っている。大阪桐蔭のエース・松浦慶斗(左投左打)はすでに150キロをマークしており、実戦での経験値も高い。今夏の甲子園では不完全燃焼に終わったが、潜在能力はまだまだこんなものではないだろうし、数年後は球界を代表する左腕になっていても不思議ではない。

 明徳義塾の代木大和(左投左打)は、カットボールをマスターしたことでピッチングが一変。強さにうまさが加わり、打者にとっては厄介な投手になった。打撃センスも超高校級で「二刀流」として育ててみたい選手だ。

 二松学舎大付の秋山正雲(左投左打)は、身長171センチと小柄ながらキレのいいストレートを武器に真っ向勝負ができる本格派。堂々としたマウンドさばきは、すでにプロ仕様。先発、リリーフどちらもフィットしそうで、チームにとって心強い存在になるはずだ。

 昨年のドラフトでは即戦力を次々に獲得し、大成功を収めた阪神。今年は2、3年後の主力となるべき選手を積極的に指名したいところだ。

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