佐藤輝明も大暴れなるか。大谷、清原などオールスターで活躍した怪物ルーキーたち (4ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo
  • photo by Kyodo News

 試合では第2戦で途中出場すると、遠藤一彦(大洋)から同点となる本塁打を放ち、MVPを獲得した。清原は高卒ルーキーながら、そのシーズン途中から4番を任され、打率.304、31本塁打、78打点で文句なしの新人王を獲得した。

 ルーキーでMVPに輝いた唯一の投手は、1998年のオールスターゲームに出場した川上憲伸(中日)。その前年に完成したばかりのナゴヤドーム(現バンテリンドーム ナゴヤ)での第1戦に先発すると、3回2安打無失点と好投した。

 川上はシーズンを通じて先発ローテーションの柱として活躍し、14勝6敗、防御率2.57をマーク。高橋由伸(巨人)や坪井智哉(阪神)、小林幹英(広島)らとの熾烈な新人王争いを制した。

 今年のオールスターは、実力者揃いのルーキーたちがどんな名場面を生み出すのか。川上以来となる史上4人目のルーキーでのMVPの誕生にも期待したい。

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