2021.04.12

片岡篤史のプロ野球シーズン展望。オリックスには新庄剛志が必要だった!?

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo
  • 田中亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

吉田 次にパ・リーグの展望をお聞きしたいのですが、こちらは打倒ソフトバンクの構図がはっきりしています。その一方、田中将大投手の日本球界復帰や早川隆久投手の加入などで楽天を推す声も多いです。現段階で注目しているチームはどこですか?

片岡 やっぱり楽天。今年は田中、早川が入って、最低でも2人で貯金10はするでしょう。涌井(秀章)、則本(昂大)、岸(孝之)もいて先発陣は盤石ですし、優勝ラインに絡んでくると思うんですね。予想通りにいかないのが野球なんですけど、今年の楽天は注目ですよ。

 打線も浅村(栄斗)を中心に、成長著しい辰己(涼介)、田中(和基)、島内(宏明)、茂木(栄五郎)や鈴木(大地)と、メンバーが揃っています。東日本大震災から10年という節目の年でもありますし、「そういうタイミングなのかな」という気はしますね。

吉田 楽天以外でソフトバンクに対抗できるチームは、どこだと思いますか?

片岡 オリックスがいいと思っています。侍ジャパンでも活躍している山本(由伸)、山岡(泰輔)、吉田(正尚)がいて、こそっ~と平野(佳寿)がメジャーから帰ってきてるし(笑)。加えて2年目の宮城(大弥)にも期待だし、太田(椋)や紅林(弘太郎)、佐野(皓大)といった若手がどこまでできるかやね。

吉田 昨年はシーズン途中からでしたけど、中島(聡)監督の采配はどう思われましたか?

片岡 キャッチャー出身ということや、オリックスに長くいることもあって、チームを熟知していますね。中島さんが1軍の監督になられたタイミングで、2軍から杉本(裕太郎)らを思い切って抜擢して力を発揮させていました。だから、可能性を感じる若い選手が多い。そういう意味でもパ・リーグの"台風の目"になってほしいです。