2021.03.15

立浪和義が選ぶ「現役最強セカンド」。次世代スター候補2名の名も挙げた

  • 寺崎江月●取材・文 text by Terasaki Egetsu
  • photo by Kyodo News

──昨シーズンの山田選手は、94試合に出場して打率.254、12本塁打、8盗塁と本来のパフォーマンスを発揮できませんでした。コンディション不良も影響したと思いますが、他に考えられる原因はあるでしょうか。

「2013年シーズンから出番を増やし、その後に不動のレギュラーとして活躍してきましたが、それによる"マンネリ"があるんじゃないかと思います。何かしらの変化があればうまく切り替えられるとは思うんですけどね。何年も続けて実績を残すと、練習などで首脳陣も口を出しにくくなってくる。だから自分で考えて、努力していくことが重要になります。

 昨年には7年の長期契約もしたので、『少し体の調子が悪かったら休む』という気持ちになりやすい状況になりました。でも、彼はチームをけん引しないといけない選手。もともとは先頭に立ってプレーするようなタイプではないでしょうが、年齢(28歳)や実績を考えると、どうしてもそういう立場になりますから、責任感を持って頑張ってほしい。今シーズン、この先のヤクルトの運命も、山田選手次第と言えると思います」

――ここに挙げた3選手以外に、立浪さんが期待を寄せるセカンドの選手はいますか?

「筆頭は、巨人の吉川(尚輝)選手です。ケガに悩まされていましたが、昨シーズンは112試合に出場しました。セカンドらしいというか、"走攻守"のバランスがいい選手ですね。打撃面はもう少しかな、という印象もありますが、修正点があまりない。体を強くしていけば、近いうちに球界屈指の3拍子が揃った選手になれるんじゃないかと思います」