2021.03.02

オープン戦の活躍は水物。シーズンの成績と真逆だった新助っ人たち

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo
  • phoho by Sankei Visual

 しかし、開幕4試合で打率.077と振るわずに2軍落ちすると、ジョー・ウィーランドやスペンサー・パットン、エドウィン・エスコバーら他の外国人が好調だったこともあり、1軍での出場機会はほとんど得られなかった。

 結局、シーズンを通じてわずか12試合の出場にとどまり、打率.074、0本塁打、0打点。シーズン終了後に自由契約となり、その後はカナディアン・アメリカン・リーグなどにプレーの場を移すことになった。助っ人は枠の問題もあるため、一度チャンスを逃すと状況はたちまち厳しくなる。

 2017年、ロッテの主軸として期待されたジミー・パラデスとマット・ダフィーは、オープン戦でともに好成績を残した。パラデスは17試合に出場し、打率.304、1本塁打、5打点。ダフィーは16試合に出場し、打率.298、4本塁打、15打点。シーズンでも同様の活躍が期待され、ともに開幕スタメンに名を連ねるも、パラデスは打率.130、0本塁打、1打点と深刻な打撃不振で4月21日に登録抹消。ダフィーも攻守で精彩を欠き、4月29日に登録を抹消された。

 パラデスは夏場以降に当たりが出た時期もあったが、89試合出場で打率.219、10本塁打、26打点。ダフィーは54試合出場で打率.201、6本塁打、18打点と結果を残せず。クリーンナップ候補が揃って日本野球にアジャストできなかったことが大きく影響し、チームは球団ワーストを更新する87敗を喫した。