プロ野球もったいない選手たち2021。才能開花でレギュラー奪取なるか (4ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Kyodo News

 そのほかにも、筆者の独断で「もったいない」と感じる選手を下記の通りリストアップしてみた。

▼12球団もったいない選手リスト(15人)
三森大貴(ソフトバンク/21歳)◎
真砂勇介(ソフトバンク/26歳)
平沢大河(ロッテ/23歳)◎
愛斗(西武/23歳)
オコエ瑠偉(楽天/23歳)
淺間大基(日本ハム/24歳)
後藤駿太(オリックス/27歳)◎
宗佑磨(オリックス/24歳)◎
岸田行倫(巨人/24歳)◎
江越大賀(阪神/27歳)
溝脇隼人(中日/26歳)◎
関根大気(DeNA/25歳)
細川成也(DeNA/22歳)◎
磯村嘉孝(広島/28歳)
廣岡大志(ヤクルト/23歳)◎

※年齢は2021年1月18日現在/◎印は2021年版より新たに加えた選手/高卒は入団5年目以上、大卒・社会人その他は入団3年目以上の野手を対象とした

 オフに巨人がセ・リーグ理事会で提案した「DH制導入」は、もったいない選手を救済するという観点では願ってもない案だった。先発メンバーに指名打者が入るということは、当然レギュラーの座がひとつ増えることを意味する。人材活性化につながる案に思えただけに、見送られたのは残念だった。

 コロナ禍で社会全体に閉塞感が広がるなか、もったいない選手の開眼は野球ファンに爽快感を届けるに違いない。今季も無事プロ野球が開催されること、そして本稿で紹介した逸材たちが「もったいない選手」から卒業することを祈りたい。

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