今季No.1捕手を里崎智也が選ぶ。西武・森友哉の不調についても説いた (2ページ目)

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――来季に期待の捕手としては、広島4年目の22歳、坂倉将吾選手も挙げられると思います。正捕手の會澤翼選手がケガなどで戦列を離れることがあった中で、81試合に出場して打率.287と存在感を示しました。

「確かに長打力もあって楽しみな選手だと思います。ただ、『會澤の状態が悪かったから出場数が多かった』で終わらせてほしくないですね。會澤が万全であればいきなりスタメン奪取とはいかないでしょうが、来季はどのくらいの割合で試合に出られるのかに注目したいです」

――日本シリーズの結果を考えると、4年連続で日本一になったソフトバンクの甲斐拓也選手を今季のナンバーワン捕手に思い浮かべるファンも多いと思いますが。

「シーズンを通して試合に出ていましたし、もちろんチームが日本一になったことはすばらしいですよ。でも、僕の基準でいうと打率.211は低すぎる。昨年は打率.260 でしたから、それと比べても打撃面では大きく数字を落とした印象があります。だから、やはり今季のナンバーワンは大城になります」

――甲斐選手が打撃の調子を落とした原因は何が考えられるでしょうか。

「バッティングはタイミングがすべてですから、それがシーズンを通して合わせられなかったんでしょう。打撃では西武の森(友哉)の名前が挙がってくるところでしょうが、今季は苦しみましたね。他の選手であれば、打率.251で9本塁打ならば合格点をあげてもいいでしょうけど、昨季に首位打者(打率.329)を獲得して23本のホームランを打った森の能力からすると寂しく感じます」

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