赤星憲広が選ぶ「現役最強外野手」。 鉄壁だった最強外野陣の3人は? (4ページ目)

  • 寺崎江月●取材・文 text by Terasaki Egetsu
  • photo by Kyodo News

──2000年代の中日は、他のポジションにも守備の名手が多かったですね。

「そうですね。二遊間は『アライバ(荒木雅博・井端弘和)』、サードは立浪(和義)さんか中村ノリ(紀洋)さん。ファーストのタイロン・ウッズが唯一の穴ではあったのですが、打撃でカバーしていました。さらにキャッチャーはが谷繁(元信)さんで、中継ぎでゴールデングラブ賞を獲得した浅尾(拓也)が出てきたりすると、それこそ"お手上げ"状態でした(笑)」

──過去も含め、「最強の外野陣」を選ぶとしたら誰になるでしょうか。

「僕が見ていた時代では、1990年代のオリックスの、ライト・田口(壮)さん、センター・谷(佳知)さん、ライト・イチローさんという外野陣になるでしょうね。ただ、直接対戦したことがないので細かいところまでは分析できない部分があります。対戦した中では、ライト・前田(智徳)さん、センター・緒方(孝市)さん、レフト・金本(知憲)さんが揃っていた頃の広島が思い浮かびますが、走攻守が優れた3人の外野手が揃うということは難しいということですね」

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