石原慶幸×ジョンソンの日米最強バッテリー。ふたりが「運命」を感じた日 (4ページ目)

  • ブラッド・レフトン●文 text by Brad Lefton
  • photo by Sankei Visual

 一方の石原は、ジョンソンについて次のように不満を漏らした。

「いつも球審に『すみません』と言わないといけないんです。ジョンソンは、野球をやっていない時は優しくて真面目な性格なのですが、いざマウンドに立つと短気になるというか......球審の判定に対してすごく感情が出てしまうんです。僕が球審に謝るたびにジョンソンからお金をもらっていたら、とんでもない金額になっていたと思いますよ(笑)」

 互いを知り、認め合ってきたからこそ築けた本物の信頼関係。カープ史上最高の日米バッテリーは石原の引退により幕を閉じるが、ふたりがチームに与えた功績は色褪せることはない。

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