井端弘和が明かす巨人移籍時の本音。山田哲人のFAについても言及 (2ページ目)

  • 寺崎江月●取材・文 text by Terasaki Egetsu
  • photo by Sankei Visual

──特に守備に関して、子どもの時からやっておいたほうがいい練習などはありますか?(匿名)

「これはキャッチボールに尽きます。ボールを捕ることに関しては、打球の変化などもあるのでミスがあっても『しょうがない』とある程度は割り切れるものなんです。でも、そのあとの送球が乱れるとベンチの士気が下がるんです。難しい球を捕ってからの懸命なスローイングなら話は別ですが、イージーな送球ミスは、僕がコーチをやっていた時もガックリきました。そういう意味でも、キャッチボールで正確なスローイングを身に着けることが大事だと思います」

──未経験だけど、この人が監督をやったら成功しそうと思う人は誰ですか?(匿名)

「これは、僕の口からは立浪(和義)さんとしか言えません(笑)」

──井端さんが監督もしくはヘッドコーチだったら、捕手は誰を起用しますか?(「hohe100・東京」さん)

「中日の捕手のことだと思うんですが、それなら僕は木下(拓哉)ですね。これは今シーズンの開幕前の理想オーダーにも入れていました。彼のことは、肩、捕球、バッティング、すべての平均値が高いと評価しています。打撃では、もともとヤマを張るタイプでしたが、狙った球を仕留められることが多くなってきました。

 実は開幕前、名古屋のテレビ番組で与田(剛)監督に木下の起用と、福谷(浩司)の先発転向を提案したんです。木下は正捕手の座を掴んだ感がありますし、福谷は、14試合に先発して8勝2敗。ある程度、提言どおりになっているので、僕としてはうれしいですね」

──今季、守備に関して進化したように見える京田陽太選手ですが、打撃面では不調が続いているようです。打開策はどんなところにありますか?(「光の速さで突っ走りたい」さん・愛知県)

「不調というよりは、今の成績がベースなんじゃないかと思います。2018年以降は2割5分を下回るシーズンが続いていますし。1年目の2017年(打率.264)は内野安打も多かったですけど、相手チームは当然対策をしますよね。そういった対策を分析し、打開策をしっかり考えていけば、自然と数字は上がっていくと思います」

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