「四番イチロー」のオリックスベストナイン。超豪華メンバーを八重樫幸雄が選出 (4ページ目)

  • 長谷川晶一●取材・文 text by Hasegawa Shoichi
  • photo by Sankei Visual

――「彼」とは、もちろん、イチロー選手ですね(笑)。

八重樫 そう。イチローもいるとなったら、申し訳ないけど吉田じゃないなって。ということで、外野はレフト・蓑田、センター・福本、ライト・イチローという布陣かな。3人とも守備範囲が広くて、まさに「鉄壁」という感じだよね。これは他球団と比べても、有数の外野陣だと思いますよ。

――では、指名打者は?

八重樫 ここで長池徳士さんにしようか、現役のT-岡田を入れようか、それとも阪急時代に三冠王を獲得したブーマー(・ウェルズ)にしようか迷ったけど、ここは門田(博光)さんにしたいんだよね。門田さんは南海ホークスの主力だったけど、球団名が「オリックス・ブレーブス」になることに決まった1988年オフに移籍して、そこからの2年はどちらも本塁打を30本以上打っているでしょ。40歳を過ぎての活躍は印象的だったし、「ホークス編」でベストナイン入りしなかったから、こちらで入れたいと思って(笑)。

――わかりました。今回の「八重樫枠」は門田さんということで(笑)。では、打順はどうなりますか?

八重樫 打順については、そんなに迷わなかったな。ポイントは四番バッターだね。

1.福本豊(中)
2.蓑田浩二(左)
3.加藤秀司(一)
4.イチロー(右)
5.門田博光(指)
6.福良淳一(二)
7.島谷金二(三)
8.中沢伸二(捕)
9.大橋穣(遊)
P.山田久志

――前回の日本ハム編では現役選手がたくさん選ばれたのに、今回のオリックス編ではまさかの「現役選手ゼロ」という結果になりました。これで、12球団ひと通り終わったのですが、ぜひ次回は「特別編」として、近鉄バファローズで歴代ベストナインを選んでほしいのですが......。

八重樫 わかりました。近鉄にもいい選手はいっぱいいましたからね。次回までに考えておきます!

(近鉄ベストナインにつづく)

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