ヤクルトのセ・リーグトップの数字は高津監督の「信念」の表われだ (4ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • photo by Kyodo News

――Failure is a stepping-stone to success.

 今のヤクルトの戦いを見ていると『失敗は成功のもと』ということわざが浮かぶ。

 たとえば、チームとしてリーグトップとなる盗塁を企画し、成功はリーグ2位の38個。成功率はリーグワーストだが、失敗を恐れない姿勢は相手チームにとって脅威となっているはずだ。

 8月30日、チームはリーグ最下位でシーズンを折り返すことになったが、DeNAを相手に快勝した。

「8月はすごく負けが込んでしんどい日々でしたが、9月に入って流れも変わってチームがいい方向にいくことを期待しています」(高津監督)

 そして、9月1日の甲子園での阪神戦。息詰まる接戦を繰り広げるもサヨナラ負け。苦しい戦いは続くが、たくさんの失敗を明日の成長につなげていってほしい。

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る