広島ベストナインを八重樫幸雄が選出。四番はミスター赤ヘルではない!? (4ページ目)

  • 長谷川晶一●取材・文 text by Hasegawa Shoichi
  • photo by Kyodo News

【どこからでも点が取れる超攻撃型赤ヘル打線】

――では、外野手3人の発表をお願いします!

八重樫 (山本)浩二さんは何の迷いもなく決定です。何しろ「ミスター赤ヘル」ですからね。浩二さんにはセンターに入ってもらって、あとは前田智徳と、現役から鈴木誠也を選びたいな。前田の天才的バッティング、鈴木誠也のポテンシャル。いずれも魅力的ですよ。今回は先に打順を発表するけど、四番に注目してほしいんだよね。

1.高橋慶彦(遊)
2.菊池涼介(二)
3.前田智徳(右)
4.鈴木誠也(左)
5.山本浩二(中)
6.衣笠祥雄(一)
7.江藤智(三)
8.達川光男(捕)
9.北別府学(投)

 四番には浩二さんじゃなく、鈴木誠也を置きたいんです。

――おぉ、その理由はどうしてですか?

八重樫 誠也は狙い球を絞って打席に立って、見事に仕留める技術がある。でも、最近はそれだけじゃなくて、狙い球じゃないボールが来たときにも、パッと一瞬待ってきちんとさばける技術も身につけつつある。あの若さでそれができるのは立派なことだし、彼はこれからまだまだ伸びますよ。

――なるほど。これで「広島版歴代ベストナイン」が決定しました。すべての選考を終えた感想を聞かせてください。

八重樫 それにしても、カープは打撃陣が本当にいいよね。このオーダーなら、どこからでも、何点でも取れそうだからね。今回は割とスムーズに決まった気がしますね。次は「ロッテ編」にしようかな。次回も、引き続きよろしくお願いします!

(ロッテベストナインにつづく)

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