柳田悠岐、今宮健太は即決。八重樫幸雄が選んだホークスベストナイン (3ページ目)

  • 長谷川晶一●取材・文 text by Hasegawa Shoichi

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――おぉ、期せずして、ショート・今宮、サード・松田と現役選手が並びました。さて、懸案の「ファースト問題」はどうしましょうか(笑)。

八重樫 この問題は、実はあっけなく解決しました。松中をDHで選出して、小久保をファーストで選ぶ。これで問題は解決(笑)。小久保は巨人に移籍はしたけど、最後は古巣で引退したし、チームを引っ張るリーダーシップは歴代でも有数でしょう。DHでは長く主軸を打った門田博光さんもいるけど、松中は三冠王を獲得した選手ですから、「ベストDH」でも異論はないはず。

――残りのセカンドはどうしましょうか?

八重樫 これも、松田と同じ理由なんだけど、セカンドには川崎宗則を挙げたいんだよね。彼もパフォーマンスが注目されがちだけど、ひたむきな姿勢はものすごく好感が持てるし、セカンドの守備も堅実でしたよ。ショートの今宮が絶対的なので、川崎はセカンドで選ぶことにしました。

【「歴代ベスト外野手」は現役2人とレジェンドひとり】

――では、最後に「ベスト外野手」3名を挙げてください!

八重樫 外野手は、まず柳田悠岐を入れたい。現役選手で、これからもっと伸びる可能性も十分だけど、現時点ですでに「歴代ベスト」に選んでも問題はないと思いますよ。彼は体の使い方が上手。一見すると、強引なアッパースイングに見られがちだけど、実はインパクトの瞬間まではレベルスイングで、フォロースルーがアッパースイングになっているだけなんです。

――確かにアッパースイングの印象が強いけど、「実はそうではない」、と。

八重樫 そうです。本人がユーチューブか何かで話している映像を見たんだけど、柳田自ら「僕のスイングはV字打ちです」って言っていたんですよ。それを見て、「あぁ、やっぱり本人はそういう意識なんだな」と思いましたね。僕から見ても理想的なスイングだと思います。

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