ベイスターズの贅沢すぎる悩み。外国人枠「5」で起用法はどうする? (2ページ目)

  • 石塚隆●文 text by Ishizuka Takashi
  • photo by Koike Yoshihiro

 オープン戦や練習試合を見るかぎり、どの選手も好調をキープし開幕を迎えようとしている。

 野村氏は、今季のDeNAは外国人選手がカギを握っていると断言する。

「"4"と"5"では戦力に大きな違いが出てくると思いますね。では誰を選ぶのか? まず野手ですが、ロペスとソトは実績を考えると絶対に外すことはできない。そして新加入のオースティン。再開された練習試合でのラミレス監督の起用を見るかぎり、開幕も間違いなくオーダーに入ってくるでしょう」

 オースティンは練習試合でロペスと並ぶチーム最多の3本塁打を放ち、ビッグインパクトを残している。

「課題と言われていた外への変化球やブレイキングボールにも対応していますし、なによりも結果を出しています。ただ、シーズンに入ってピッチャーが本気モードになった時にどうなのか? オープン戦は打ちまくっていてもシーズンに入るとまったく打てなくなる外国人は少なくないですからね。ただオースティンは学習能力があるように感じますし、適応する可能性は高いと思います」

 今季のDeNAは、1番・梶谷隆幸、2番・ソト、3番・オースティン、4番・佐野恵太、5番・ロペス、6番・宮﨑敏郎といったように長打力のある打者を揃え、得点力アップを狙っている。これを機能させるためにも3人の外国人野手は欠かすことはできない。

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