西武は先発陣をどうするか。甲子園優勝コンビと「第6の男」がカギ (6ページ目)

  • 中島大輔●取材・文 text by Nakajima Daisuke
  • photo by Jiji Photo


 そして最後、第6の男は誰になるのか。

 FA宣言して残留した十亀剣、2018年に11勝を挙げた榎田大樹、昨季6勝6敗の本田圭佑、経験豊富な松坂大輔や内海哲也、新外国人のショーン・ノリンらが争っていく。必ずしも先発6枚を固定する必要はなく、調子のいい者を使っていく形になりそうだ。

 西武の先発陣は、2013年オフに涌井秀章(ロッテ→楽天)がFA権を行使して以降、岸孝之(楽天)や牧田和久(楽天)、野上亮磨(巨人)、メジャーに旅立った菊池など次々と主力が抜けたなか、今季の開幕ローテーションには楽しみな面々がそろっている。そのなかからエースの座に近づく者が出てきた時、26年ぶりの3連覇は一気に現実味を帯びてくる。

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