岡本和真、自身に手応え。昨年との違い、丸と坂本の存在についても語った (2ページ目)

  • 寺崎江月●取材・文 text by Terasaki Egetsu
  • photo by Kyodo News

──ここまでの仕上がり具合はいかがですか?

「昨年とは違って、イメージどおりにきていると思います。力任せではない、いいフォームじゃないと打球の飛距離は出ないと思っていますが、ここまではホームランも出ていますし、順調に仕上がってきていると感じています」

──「昨年とは違って」とのことですが、昨シーズンは仕上がりに少し不安があったのでしょうか。

「2018年にいい成績を残すことができて、その翌シーズンだったこともあってか、意識することも多く力みが出ていました。それが前半戦の不調につながってしまいましたね。4番として他チームのバッテリーのマークがきつくなったのも確かですが、打てない期間があまりにも長くなってしまったことは反省しかありません」

──昨シーズンは、ヤクルトの村上宗隆選手という新たな長距離砲が台頭しましたが、その活躍をどう見ていましたか?

「昨シーズンは村上選手に限らず、ほかの選手を意識する余裕がなかったです。自分の不調がチームに与える影響が、常に頭のなかにあるような感じでしたから。なので、詳しく見ることはできませんでしたが、村上選手は素直にすごいと思います。高卒2年目で、しかも1軍で36本塁打という成績を収めたわけですから。自分の同時期と比べても、あそこまで"(バットを)振れる"ことが何よりすばらしいです」

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