2020.03.25

里崎智也「名捕手にリードは関係ない」。
衝撃的な発言のその意図とは…

  • 寺崎江月●取材・文 text by Terasaki Egetsu
  • photo by Kyodo News

袴田 どういった形で起用されそうでしょうか。

里崎 首脳陣が1軍レギュラーでの起用を考えているかはわかりませんが、使うならどこを守るのか。いずれにせよ、僕は若い選手をDHで使うことには反対です。DHに固執してしまうと、ずっとDHでいくしかなくなるので。DHのないセ・リーグの話ですけど、昨シーズンは同期の村上(宗隆・ヤクルト)がファーストのレギュラーを獲得して、36本塁打を打って新人王を獲得しましたしね。

 安田と日本ハムの清宮(幸太郎)、村上は同級生で、3年前のドラフト時の知名度の高さでは清宮、安田、少し離れて村上の順番だったと思います。それが今では、村上、清宮、だいぶ離れて安田に変わりました。村上は絶対的なレギュラーで、清宮も昨シーズンは1軍で81試合に出て実績も残し始めている。安田がそれをどう感じて、どんなプレーを見せてくれるのか楽しみです。

袴田 安田選手をキャンプやオープン戦で見て、里崎さんも「今年はいけるな」という感じがあったんですか?

里崎 開幕前の段階で、シーズンも活躍するかどうかは誰が見てもわかりません(笑)。ただ、巨人の岡本(和真)を2018年のキャンプで見た時のような衝撃はなかったですね。その時の岡本は、フォームのバランス、ミートポイント、スイング、打球の強さ、打球方向がすばらしかった。村田修一(現・巨人2軍コーチ)も球団を離れた年でしたし、「これは花開くんじゃないか。イケるんじゃないか」と思いました。いいスタートを切れるかだけが心配でしたが、開幕から好調で3割30本100打点を達成して大ブレイクしましたね。