ヤクルト高津監督が語る奥川恭伸起用「勝つための大きなピースになる」 (4ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • photo by Koike Yoshihiro

―― 再建が期待される投手陣ですが、一軍キャンプには新外国人のガブリエル・イノーアとマット・クック、新人の吉田大喜、杉山晃基、大西広樹に、移籍組の今野龍太、長谷川宙輝が参加。ブルペンの風景は新鮮でした。

「もちろん、彼らへの期待はすごく大きいです。ただ、投手陣を変えたいと言い続けている僕としては、もっと補強したかったという思いはあります」

―― 投手陣の構成については、どういうプランをお持ちですか。

「先発ローテは小川(泰弘)と石川(雅規)と高橋奎二の3人以外は決まっていません。あとの3枚は空いている状況で、まずはぐるぐる回しながらになると思います」

―― 勝ちパターンのブルペンは、梅野雄吾投手、マクガフ投手、石山泰稚投手の3人が順当でしょうか。

「近藤一樹も状態がいいですし、五十嵐亮太もいます。先発は手探りの状態ですけど、リリーフに関しては去年よりいいんじゃないかと思っています。勝ち試合の継投はある程度計算が立ちます。そういう意味で、負けている展開での4~6回を投げるピッチャーが大事ですね。そこには、今後のことも考えて、経験を積ませたい投手を入れたいですね。現時点で名前を挙げることはできませんが、いろいろと考えています」

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