2019.07.15

「二番に強打者」が多いパ・リーグ。
その成績とチーム順位の関係は?

  • 中田ボンベ@dcp●文 text by Nakata Bonbe
  • photo by Kyodo News

●リーグ5位 ロッテ 鈴木大地(二番で51試合スタメン出場)
試合:78
打席:331
得点:43
安打:86
本塁打:12
打点:46
盗塁:3
犠打:6
犠飛:1
三振:41
併殺打:6
打率:.298
長打率:.502
出塁率:.372

 ロッテは81試合中51試合で鈴木を二番に起用している。今シーズンの鈴木は好調で、打率と長打率はリーグ7位、本塁打数はリーグ16位タイと、四番打者並みの成績を残している。現在リーグ1位の打率を誇る荻野貴司との一、二番コンビは他球団にとって脅威だ。

●リーグ6位 オリックス 西浦颯大(二番で18試合スタメン出場)
試合:49
打席:150
得点:16
安打:26
本塁打:1
打点:12
盗塁:6
犠打:4
犠飛:1
三振:34
併殺打:0
打率:.191
長打率:.235
出塁率:.240

 リーグ最下位のオリックスは不動の二番がおらず今季は日替わり状態。そこで、序盤で多く起用された西浦の成績を挙げてみた。オープン戦で巨人の菅野智之からホームランを放つなど注目された西浦だが、どちらかといえば長打よりもシュアなバッティングと守備力が持ち味のオーソドックスな二番打者タイプだ。

 パ・リーグ6球団の二番打者をまとめてみたが、打撃力が特徴の選手を二番に起用しているのはソフトバンク、日本ハム、楽天、ロッテの4チーム。反対に、つなぐバッティングや走力・守備力が持ち味の選手を起用しているのが西武とオリックスだ。

 打力のある選手を二番に多く起用しているチーム同士が上位争いをしているのを見ると、「二番に強力な打者を置くべき」という理論は正解なのかもしれない。

 ちなみに、セイバーメトリクスに基づく打順の重要性では、「一番と二番と四番」を重視すべきだとしている。これが、二番にも強打者を置くべきという理論につながっているのだが、やはり打順を考えるうえで、「一番と四番も大事」という当然の理論で言えば、リーグ最高レベルのリードオフマン・秋山翔吾と四番・山川穂高を擁する西武がリーグトップの423点をたたき出しているのも納得できるだろう。

関連記事