2019.07.15

首位巨人でひと際輝く坂本勇人。
二番最強打者説をセ・リーグで考える

  • 中田ボンベ@dcp●文 text by Nakata Bonbe
  • photo by Kyodo News

●リーグ2位 DeNA 宮﨑敏郎(二番で23試合スタメン出場)

試合:82
打席:344
得点:39
安打:87
本塁打:12
打点:39
盗塁:0
犠打:0
犠飛:5
三振:29
併殺打:10
打率:.279
長打率:.455
出塁率:.331

 交流戦では4位、現在2位のDeNAは、昨年も何度も二番を務めた宮﨑を今シーズンも二番で起用することが多い。今季も12本の本塁打を放っているように、宮﨑は長打力が魅力のバッター。この点だけを見れば、MLBのトレンドを踏襲していると言っていいだろう。ただ、6月に入ってからは三番や五番を任されることが増え、代わりに桑原将志や、宮﨑と同じように昨シーズン何度も二番を打ったネフタリ・ソトが起用されている。

●リーグ3位 阪神 糸原健斗(二番で65試合スタメン出場)

試合:84
打席:359
得点:43
安打:79
本塁打:1
打点:25
盗塁:3
犠打:7
犠飛:2
三振:43
併殺打:5
打率:.262
長打率:.339
出塁率:.364

 阪神は主に糸原を二番で起用している。出塁率はリーグ12位とまずまずだが、打率はリーグ21位、長打率はリーグ26位とこちらは規定打席を超えた打者の中でも下位の成績。長打で得点を狙うのではなく、犠打などを駆使してチームに貢献するタイプの打者だ。

●リーグ4位 広島 菊池涼介(二番で80試合スタメン出場)

試合:83
打席:373
得点:35
安打:86
本塁打:5
打点:30
盗塁:8
犠打:15
犠飛:2
三振:58
併殺打:3
打率:.261
長打率:.373
出塁率:.313

 広島は、不動の二番としてほとんどの試合で菊池を起用。打率はリーグ23位、本塁打は28位タイという成績で、常に長打が期待できるような強打が特徴のバッターではない。一方で犠打は15とリーグトップ。ランナーをひとつでも先に進めてチャンスを広げる、いわゆるオーソドックスな二番打者と言えるだろう。