ポンセ、突然ユーチューバーに。その狙いと近況を本人に直撃した! (2ページ目)

  • 桜田進ノ介●文 text by Sakurada Shinnosuke

──ポンセさん、なぜYouTubeを、しかも日本語ではじめたのですか?

「はい、ポンセです。このチャンネルは、私が若い選手を指導していたバッティングの練習方法を見て、気に入ってくれた日本人の友人に勧められて3月に開設しました。現役を引退したあと、私がモントリオール・エクスポス(現ワシントン・ナショナルズ)、フロリダ(現マイアミ)・マーリンズ、ミルウォーキー・ブルワーズのマイナーで、監督や打撃コーチを7年間務めたことを知らない日本人ファンも多いでしょうからね。自分がずっと野球にたずさわっていることを日本のファンにも伝えたかったのです」

若いカルロスさん(左)を相手に、わかりやすい指導が展開される若いカルロスさん(左)を相手に、わかりやすい指導が展開される

 4月26日時点でアップされている動画は9本。メインコンテンツは"ポンセの野球レッスン"で、少年にありがちなドアスイングの修正法や、逆方向に強い打球を飛ばすコツなど、きわめて実践的な内容だ。ポンセは英語で指導するが、すべて日本語の字幕がついているので、とてもわかりやすい。

──野球の指導では、どんなことを心がけているのですか?

「私の打撃練習では、いわゆるタメ、バランスと体重移動、そしてコンパクトなスイングに重点を置いて指導しています。これらは私がいつも小さな子供たちに教えている基本的なことなのですが、中学生、高校生、大学生からプロまで、すべての年齢の選手にも当てはまるのです」

──動画には、ポンセさんの生徒役としてバッティングを披露している若者が登場します。彼の名前も「カルロスさん」のようですが、カルロス・ジュニア、つまり息子さんですか?

「ハハハ。彼は私の息子ではありません(笑)。フアン・カルロス君といって、13歳から私のもとでプレーしている教え子です。今は大学生ですが、友人として撮影を手伝ってくれているんです」

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