井端弘和ならではの新生・原巨人論。「小林誠司は見限られていない」 (3ページ目)

  • 寺崎江月●取材・文 text by Terasaki Egetsu
  • photo by Kyodo News

――若くして巨人の4番を担う岡本選手については?

「昨年、首脳陣がある程度の余裕を与えながら大役を任せた中で、岡本自身が1軍の投手の球にアジャストできるポイントを発見したんでしょうね。守備に関しては助言や指導で向上する部分が大きいですが、バッティングには正解がない。今シーズンは相手チームのマークも厳しくなるでしょうけど、今後もしっかり自己分析しながらバージョンアップしていってくれることを期待しています」

――今シーズン、その先の巨人の展望は?

「今シーズンはこれだけチームが新しくなったので、4月は勝率5割くらいを目安にチームを分析し、5月からが本当の勝負になるでしょう。来シーズン以降を見据えると、補強選手を起用しながらいかに若手の底上げが出来るかも重要です。"黄金期"を築いた今のカープのようにベテランと若手が融合し、主力選手が離脱しても新しい選手がそれを埋められるようになるのが理想ですね。巨人も吉川、岡本をはじめ若い選手が育っていますから、それを継続していってほしいです」

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