ヤクルト村上宗隆は1年目で風格。首脳陣も「4番しか考えられない」 (5ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • photo by Kyodo News

―― フェニックスリーグでは10本塁打のリーグ記録を樹立しました。

「試合で結果を残すことを目標にして、自分のなかではそれができたと思います。松山では練習しかないのですが、フェニックスの試合中に感じることがあったので、そこに取り組んでいます」

―― 松山では"地獄のキャンプ"を初めて体験しました。

「1年目ですけど、もうプロ野球選手ですので、初めてとか関係ないと思っています。練習についていくとかではなく、しっかりと自分で考えて行動しようと。一軍で打つためにはどうすればいいのかを考えながらやっています。このあと台湾のウインターリーグに参加しますし、そこでも感じる部分もあると思うので、またしっかり練習して、2月を迎えたいです。一軍で打つために頑張りたいと思います」

 その台湾でのウインターリーグで村上は、19試合に出場して打率.224と苦しんだが、リーグトップとなる4本塁打をマークした。

 今シーズンはもとより、2年後、3年後、さらには10年後......どんな成長曲線を描いてくれるのだろうか。ヤクルトの"将来の4番"の今後が楽しみでならない。

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