最強世代のホームラン王、DeNA・ソトの素顔。「焼肉のシメはパフェ」 (2ページ目)

  • 寺崎江月●取材・文 text by Terasaki Egetsu
  • photo by Kyodo News

──今季は5月から試合に出ずっぱりでしたが、オフの過ごし方は?

「ショッピングに行くのは好きですが......。睡眠を多くとって休養に専念していることが多いです」

──日本でよく食べるものはありますか?

「焼肉です! 好きな部位はハラミ、タン、フィレですね。私がよく行くお店では数種類の"別腹メニュー"があるので、私は"シメ"として大好物のアイスの入ったフルーツパフェを食べます(笑)」

──そんな休養と食事の充実もあってか、今季は好調をキープしホームラン王も獲得しました。自信になった試合や打席はありますか?

「とくにありません。日頃の練習から伝わってくる感覚を大事にしています」

──脅威に感じた対戦投手はいましたか?

「巨人の菅野智之投手です。球が速くコントロールもよくて、とくにスライダーが一級品。トータルですばらしい投手です」

──相手投手は弱点を徹底的に研究して投げても、ソト選手はすぐに克服してしまいます。なぜ対応できるのですか?

「それも、日頃の練習から答えを探します。野球とは"アジャストするスポーツ"だと思うんです。試合で打てなかった球やコースをイメージしなから練習に取り組んでいるので、対応が早いのは練習のおかげです」

──真面目な性格なんですね。

「努力家です(照れ笑い)」

──野球を始めたのは何歳くらいからですか?

「3歳からですね。父親がとても野球に熱心でプレーもしていたので、その影響を受けたんだと思います。子どもの頃のポジションは主にショートでした。打者としては中学生ぐらいから、長距離ヒッターというよりアベレージヒッターとして開花した記憶があります」

──現在、内外野の守備をそつなくこなしていますが、理想のポジションをお聞かせください。

「これまでのキャリアでは、ファーストとサードを多く守りました。とくに理想はないです。与えられたポジションで頑張ります」

──日本では、田中将大投手や坂本勇人選手など、1988年生まれ(ソト選手は1989年2月の早生まれ)の選手たちは"最強世代"とも呼ばれています。

「同じ学年というのは知っています。メジャーや日本で活躍する選手が多く、レベルが高いのでリスペクトしています。僕も負けないようにプレーをしたいです」

──契約の延長が決まり、来季にさらなる活躍してくれることを楽しみにしているDeNAのファンが多いと思います。そのファンの方たちにひと言お願いします。

「いつも横浜スタジアムを満員にしてくれて、大きな声援が後押しになるので本当に感謝しています。ありがとうございます。チームを日本一に導けるように頑張ります!」

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