2018.10.13

セ・リーグCSを3人の解説者が予想。
菅野は巨人に奇跡をもたらすか

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 ファーストステージ初戦の先発だが、ヤクルトが小川、巨人は今村信貴と発表された。今シーズン、小川は対巨人戦に5試合先発して4勝0敗、防御率1.53と”ジャイアンツキラー”ぶりを発揮した。一方の今村はヤクルト戦に1試合登板して0勝1敗、防御率4.26。巨人はシーズン最終戦で登板した菅野の疲労を考慮してのことだろうが、野村氏は次のように語る。

「菅野がリリーフ登板した10月9日の阪神戦は、点差もありました(5点差)し、無理に投げさせる状況ではなかったと思います。それでも登板させたのは、端からCSファーストステージは2戦目に菅野と決めていたのかもしれません。ファーストステージは超短期決戦ですので、初戦の重要性は言うまでもありません。ただ巨人としたら、苦手としているライアンに菅野をぶつけるよりも、2戦目に待機させて確実に勝つ。しかも2戦目に菅野が控えているということで、小川にプレッシャーをかけることもできる。2戦目に菅野という選択肢は”あり”だと思います」

 西山氏も続く。

「巨人ベンチは3戦勝負になると想定しているのかもしれません。仮に、初戦で落としても菅野がいる。もし初戦を取ることができれば、連勝の可能性が高まる。そうなるとファイナルステージの1戦目にメルセデスを先発させられる。1戦目にエースが投げないというのは消極的な作戦に見えますが、巨人ベンチは大勝負に出たと思いますね」

 また巨人は、高橋由伸監督が10月3日に今シーズン限りでの辞任を発表。それ以降は2試合だけだが、ともに快勝。チームの雰囲気も変わってきたように見える。高橋監督の辞任は大きな影響を及ぼすのだろうか。

「高橋監督が辞任を発表し、そこから一体感が生まれたのは間違いないです。とくにベテラン選手は少なからず責任を感じているはずでしょうし、『高橋監督のために』と思っている選手は多いと思います。もちろん、チームがまとまったからといって勝てるわけではありませんが、マイナスにはなっていないと思います。ヤクルトにとっても、そこは要警戒じゃないでしょうか」(門倉氏)