ヤクルト進撃の裏に早出練習あり。「1年中キャンプ」で力も自信もUP (6ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • photo by Kyodo News

 そしてこう続けた。

「しっかり振る習慣については......習慣づいたというのは、真剣なスイングを自分たちだけで振れるようになって、初めてそう言えるのであって。たとえば、『今日は素振り免除でいいよ』と言ったら、そのまま休んだ選手もいた。『じゃあ、部屋で振ったんか』って聞いたら、『いいえ』と。結局、休めと言ったら休む人間が出てくる。それを考えると、まだまだ一歩も踏み出してないと思います」

 あまりの厳しい総括に言葉を失ったが、逆に宮本コーチのなかには「選手たちはもっともっと成長できるはず」という思いがあるに違いない。そして最後に宮本コーチはこう締めくくった。

「ここまでの練習はヤクルトがある限り、ずっと変わらないです。ずっとこれをやっていかないといけないと思っています」

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