絶妙な投球術が味方に好影響。ボルシンガーはゴロでゲームを支配する (4ページ目)
「これまでと同じように早いカウントで打者を追い込む攻撃的なスタイルは変えずにやっていきたいですね。そして重要な試合で『ボルシンガーは本当にすごいな』というピッチングをしたいですね。とにかくしっかりと投げ、いい形でシーズンを終わらせたいと思っています」
アメリカでは「ストライクを投げろ」「スピードに変化をつけろ」「ダラダラ投げるな」「ゴロを打たせれば、あとは野手の仕事だ」と、若いピッチャーにそう教える投手コーチは多い。ボルシンガーはこれを忠実に守っている。
「自分もこの４つの要素は大切だと思っています。いくら160キロのストレートを投げることができても、パワーだけで勝負すれば、それはただ投げるだけの選手で、バッターに打たれてしまいます」
ボルシンガーの投げる姿を見ていると、150キロを超える投手のピッチングとはまた違った楽しさを覚えるのである。
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