球界屈指のリリーフたちに意外なつながり。登場曲の好みが同じだった (3ページ目)

  • 寺崎江月●取材・文 text by Terasaki Egetsu
  • photo by Kyodo News

──今では甲子園の地区予選でも、山﨑投手の登場曲を応援歌に採用している高校が増えているようです。

「本当にうれしいです! いっそう、恥ずかしいプレーはできないと身が引き締まります。今年の甲子園は、チームメイトとロッカールームで話をすることもありましたし、家でもニュースで試合をチェックしていました。応援に関しては、やはり大阪桐蔭の応援はアレンジが効いていてレベルが高いように感じましたね。まさに"共存共栄"といった印象です」

──ちなみに、自分以外で好きな登場曲や応援歌はありますか?

「チームメイトで恐縮ですが、筒香(嘉智)さんの応援歌ですね。ビジター試合でも、『何かが起きるんじゃないか』という独特な雰囲気になるので」

──ピンチを背負う場面で登板することもありますが、マウンド上で脅威に感じた相手チームの応援は?

「衝撃を受けたのは、広島カープのスクワット応援です。あの一体感ある応援は圧力があります。今まで野球をやってきた中でも、もっとも強烈なインパクトがありました」

──山﨑投手は侍ジャパンでも活躍されていますが、国際試合でもコールと"ヤスアキジャンプ"が巻き起こりますね。稲葉篤紀監督も、「球場の空気が変わる」とコメントしていました。

「国際試合でもコールとジャンプをしてもらえるとは思っていませんでした。そういった演出を含め、常に『空気を変える投手になりたい』と思っているので、稲葉監督の言葉はうれしいです」

──2020年の東京五輪では、横浜スタジアムが野球の会場になりますね。

「もちろん投げたい気持ちはあります。まずはメンバーに選ばれるように、もっともっと成長していきたいです!」

(つづく)

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