球界屈指のリリーフたちに意外なつながり。登場曲の好みが同じだった (2ページ目)

  • 寺崎江月●取材・文 text by Terasaki Egetsu
  • photo by Kyodo News

山崎康晃・横浜DeNAベイスターズ

入団1年目からクローザーを任されている横浜DeNAの山﨑入団1年目からクローザーを任されている横浜DeNAの山﨑──プロ野球ファンにお馴染みとなった登場曲、Zombie Nationの『Kernkraft 400』は、どのような理由で選曲したんですか? 

「この曲を最初に聞いたのは大学4年のときだったと思うのですが、NBAの試合のハーフタイムに使われていたんです。それから間もなく、侍ジャパンの大学代表としてオランダで試合をした際にも球場で流れていて、『この曲、独特のリズムで盛り上がっていいなぁ』と感じました。それで、プロに入ったら使おうと思ったんです」

──実際に、曲が流れている中でマウンドに向かうときはどんな気持ちになりますか?

「ブルペンで投げているときからボルテージを徐々に高めていくんですが、やはり曲が流れてから一気に上がります。それに合わせてファンの皆さんが一斉に自分の名前をコールしてくれますし」

──初めてそのコールを聞いたときはどう思いましたか?

「コールをしてもらえるようになったのはクローザーに定着して2、3カ月が経ってからだと思いますが、うれしかったですね。ジャンプを含め、曲にマッチした素晴らしいパフォーマンスだと思います。チームメイトがつないできたバトンを受け継いでマウンドに上がるので、大きな支えになっています」

──10年前には、阪神の藤川投手も『Kernkraft 400』を使うことを考えていたそうです。 

「そうなんですか? 知りませんでした。横浜のOBである佐々木主浩さんも、メジャーで活躍されていたときに、実際に使用していたか使用を検討していたか・・・・・・記憶はあいまいですが、そんな話をご本人からお聞きしたことがあります」

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