広島ジョンソンの悲劇「バラバラに壊れた沢村賞トロフィー」の後日譚 (3ページ目)

  • ブラッド・レフトン●文 text by Brad Lefton
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 ジョンソンにとって失意のシーズンとなった2017年。それだけに今季に懸ける思いは誰よりも強かった。そういう意味で、昨年11月に贈られたプレゼントは、再び自信を取り戻すきっかけになったのかもしれない。

「たしかに、そうかもしれません。昨年はジェットコースターのようなシーズンでした。そんなときに沢村賞のトロフィーを見ることができて、嬉しかったのはもちろん、自分はあれだけのピッチングをした投手なんだと、あらためて思うことができました」

 今シーズンのジョンソンは、ここまで(6月8日現在)8試合に登板して3勝2敗、防御率3.58。本来の力からすればまだ物足りない部分はあるが、それでもローテーション投手としてチームに貢献している。

 沢村賞に輝いた2016年のような力投を再び見せてくれるのか。これからのジョンソンに期待したい。

◆沢村賞の広島ジョンソンが明かす「人生最大の悲劇」はこうして起きた!>>

◆広島・ジョンソンが日本で手にした「偉大な番号と最高のパートナー」>>

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る