松坂vs松井稼ほか、セ・パ交流戦で見逃せない「注目の5番勝負!」 (2ページ目)

  • キビタキビオ●文 text by Kibita Kibio
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

開幕から阪神のローテーション投手として活躍している小野泰己開幕から阪神のローテーション投手として活躍している小野泰己小野泰己(阪神)×多和田真三郎(西武)

 アマチュア時代に同じチームで苦楽をともにした戦友同士が交流戦という舞台で、今度は敵になって真剣勝負を繰り広げる。当事者はもちろん、観戦する側にとっても"燃える展開"だ。

 そんな同門対決で今季注目したいのが、多和田真三郎(西武)と小野泰己(阪神)の富士大対決である。多和田と小野は1年違いだが、大学時代は投手陣の屋台骨をともに支えた間柄。2014年の明治神宮大会では先輩の多和田が先発し、小野があとを継いだこともあった。

 今季はともに開幕から好調を続け、特に多和田は3・4月の月間MVPを獲得するなど、チームにとって欠かせない存在となっている。

 そんな多和田を相手に小野がどんな投球を見せるか気になるところだが、西武の野手陣には同じ富士大の先輩である山川穂高と外崎修汰(とのさき・しゅうた)が強力西武打線の主力として待ち受けている。

 プレッシャーのかかる状況に対して、小野が開幕当初のような思い切った投球を披露できるのか。興味深い対決になりそうだ。

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