2018.03.29

山﨑武司ほか「精鋭評論家」7人が
セ・リーグ予想。4強2弱は本当か

  • 田口元義、スポルティーバ●文 text by Taguchi Genki、Sportiva
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

◎岩村明憲氏

1位:広島
2位:阪神
3位:DeNA
4位:ヤクルト
5位:巨人
6位:中日

 キャンプを見て、いちばん充実した練習をしていたのが広島でした。リーグ2連覇中ですが、選手に浮かれた様子はなく、常に競争しているような雰囲気を感じました。練習とはいえ、試合をしているような緊張感がある。これはソフトバンクにも感じたことですが、こういう空気をつくれるチームは強い。90年代のヤクルトのような印象を受けました。今の広島は、セ・リーグのなかで"チーム力"という点で抜けた存在になりつつあります。

 2位は、打線の厚みとリリーフ陣の充実度で阪神にしました。金本(知憲)監督になってから若手が着実に育っていますし、注目は新外国人のロサリオです。彼が1年間、4番に座ってくれると福留孝介や鳥谷敬、糸井嘉男といったベテランも生きてくる。ロサリオがどこまでやれるかは未知数ですが、キャンプ、オープン戦を見た印象では体が前に突っ込まないですし、大きくバッティングが崩れるとは考えにくい。日本の配球に慣れてくればかなりやってくれると思います。

 DeNAは2位の可能性もありますが、ウィーランド、今永昇太、濱口遥大が開幕に間に合わない。この影響がどう出るか......ですね。とはいえ、若手の投手陣も育っていますし、リリーフ陣も安定している。そこまで大きな戦力ダウンにはならないと思います。もともと攻撃陣は破壊力がありますし、2年目の細川成也の成長も楽しみです。チーム力は確実にアップしているので、いい戦いをすると思います。

 下位の3チームについては、本当に難しいです。打線の迫力でヤクルトを4位にしましたが、投手陣がどこまで踏ん張れるか。山田哲人も昨年のようなことはないと思いますし、青木宣親が戻ってきたことも大きい。巨人もゲレーロが入って得点力は増すと思いますが、ヤクルトほどの怖さを感じません。それでこの順位にしました。中日はいいチームになりつつありますが、上位争いをするのは来年以降かなと......。ただ、松坂大輔だけは本当に頑張ってほしい。ここで終わるような投手ではないと思いますし、絶対に復活すると信じています。