山田哲人、8年目の雪辱。もう「感覚だけのバッティング」はしない (4ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

―― チームは今季"スモールベースボール"を掲げています。小川淳司監督は、山田選手の打順について「1番か3番」と明言しています。どのようにチームに貢献したいと考えていますか。

「僕自身は"打って・走って・守って"という選手だと思っているので、塁に出れば走りますし、打つときはフルスイングします。シーズン開幕まで無駄のない1日を過ごしたいですね。今は『絶対にやってやる』という強い意志を持って練習をしています」

 昨シーズンの山田はチームで唯一、全試合に出場した。だからこそ、96敗という現実を誰よりも重く受け止め、昨年秋のキャンプから真摯に向き合ってきた。山田は2月25日の日本ハムとのオープン戦でもホームランを放ち、紅白戦、練習試合を含め、実戦6試合で3本塁打。悔しさを晴らす準備は、着実に整っている。

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