2018.02.09

片岡篤史・新ヘッドコーチに聞く、
タイガース「金本改革」の進捗状況

  • 寺崎江月●文・写真 text & photo by Terasaki Egetsu

──今季から片岡さんはヘッドコーチ兼任となるわけですが、ご自身で理想のヘッドコーチ像はありますか。

片岡 よく聞かれるのですが、全然ないです。その時のチーム事情や監督によって方針が変わってくると思うので理想の人はいません。チーム内では、高代延博さんと平田勝男さんがヘッドコーチ経験者ですので、悩みやわからないことがあった場合には相談させていただきたいと思います。

──片岡さんに対して、金本監督からは何を期待されていると思いますか?

片岡 昨年までの「厳しく明るく」から、今年は「明るく厳しく」と監督が明言されています。ですので、そこを軸に監督が思っていることをいち早く察知して、コーチや選手に伝えるのが僕の仕事だと思うのです。監督が言いづらいようなことを僕が伝えなきゃいけないだろうし、反対に選手たちが思っていることを監督にうまく伝えることが、僕に期待されている役割ではないでしょうか。

──今季は奇しくも、PL学園、同志社大の後輩である宮本慎也さんが同時期にヤクルトのヘッドコーチに就任しましたね。

片岡 実は、楽天の平石洋介もそうなんですよ。同志社大学出身のプロ野球選手なんて、そうそういない中、3人も同時期にヘッドコーチになるなんて……何かの巡り合わせなんですかね(笑)。

 PL学園では吉村禎章先輩も巨人に打撃コーチとして復帰されました。お互い、いい戦いができるように頑張っていきたいですね。ご存知のように高校(PL学園野球部)は廃部になってしまいました。僕らが現役の頃はプレーで示していましたが、今度は指導者の立場でPL魂を次の世代に引き継いでいけたらと思います。

──もともと普段から宮本さんとは野球の話をしているのですか?

片岡 はい。去年までは宮本が仕事で球場に来た時に、解説者から見たことをいろいろ話はしましたね。あと子供がお互い少年野球をやっているんで「楽しいやろ?」という話もしたりします。あいつは現場の人間だと思うんで、絶妙なタイミングで帰ってきましたね。ヤクルトが不振で、なんとかしなきゃいけないという時期に、宮本に加えて広島から河田雄祐さんと石井琢朗も入って、チームがどう変わるんだろうという興味もあります。

──最後に、今シーズンの阪神タイガースをアピールしてください。

片岡 この2年間のなかで、チームが進化していることは間違いありません。あとは今季その成果をどのような形で見せてくれるのか? 選手たちの執念と変貌に期待してください!

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