2018.01.17

モノ言う打撃投手・久本祐一が
ドアラと語り合った「ドラゴンズ改革」

  • 寺崎江月●文・写真 text & photo by Terasaki Egetsu 協力/リリーズ神田スタジアム


──先頃亡くなった中日OBの星野仙一さんが生前に、地元ラジオ番組でドラゴンズについて「サラリーマン野球じゃダメ」と言いました。これについてはどう思いますか。

久本 「言われたことをすればいい」みたいな雰囲気を星野さんも感じたのでしょう。確かに、そんな気がします。選手個々にプラスアルファがないんです。やっぱり自分から進んで何が足りないのかを把握しようとすることが大事です。その上で、こちらも精一杯のアシストをしたいですね。

──ファンサービスについて、契約更改時に又吉克樹投手は、チームが勝った試合はヒーローを追いかけてSNSに写真を上げるなど、自身も広報の一員となって盛り上げたいと発言しました。藤井淳志選手もグッズについて言及しています。

久本 お客さんに喜んでもらおうと選手が意識するのはいいことですが、逆に会社(球団)は選手にそういうことを言わせたらダメだろう......と。選手には100%グラウンドで力を発揮してもらわないといけないですからね。球団側が選手のその気持ちを汲んでくれると、ありがたいと思います。

──久本さんご自身はグラウンド外で活動しているのですか。

久本 月に1回、施設訪問をさせてもらっています。きっかけは知人から相談されたことなんですが、現役時代は練習に割いていた時間を、裏方として触れ合いの場に変えてみようと思ったのです。そこで、ダメもとで西山和夫球団代表に直訴しました。そうしたら快く了承してくださり、グッズ提供までしてくれました。