広島カープ・クレート通訳に、お立ち台でないところで話を聞いてみた (3ページ目)

  • 寺崎江月●文・写真 text & photo by Terasaki Egetsu

──現在は通訳以外にも、ほかの裏方の仕事を手伝ったりしているんですか?

「ブルペンはしっかりキャンプで入ります。だけど、シーズン中は試合前のキャッチャーの練習をしっかり手伝います!」

──試合前の練習では外野で球拾いもしていましたよね。通訳以外にもやることがたくさんあるんですね。

「まあ〜、とにかく日本だから。カープだから。100パーセント慣れるしかないです(笑)」

──広島にいる時は、いつも何時くらいに起きるんですか?

「ナイターの日だと、だいたい10時くらいに起きて、球場入りは11時くらいです」

──クレートさんが日本に来て、いちばんハッピーだと感じたことは?

「花火! ドミニカにも花火はあるけど、宮島(水中花火大会)みたいなのはありません。う〜んと、神宮球場での5回裏の花火もいいね! とにかく日本の花火は心が100パーセントたくさん豊かになりますね」

──好きな食べ物は何ですか?

「牛丼と焼肉ですね。カープの寮で出てくる牛丼は花火と同じぐらい最高なんです。 焼肉はハラミが好き。お酒は飲まないけど、お菓子ではピーナッツとアーモンドが好き。うーんと、あとケーキも好きなんだけど......たくさん太ります(笑)」

──今シーズンはバティスタ選手の、お立ち台ヒーローインタビューが大反響になっていますが、ご本人はどう感じていますか?

「相澤君や山中君に教えてもらったおかげで、コメント力には自信がたくさんあります。でも、いざヒーローインタビューの通訳となると、とても難しい。今でも緊張してしまいます。え〜と、ある程度インタビュー内容を予測してしっかり考えるのですが、とっさの判断がいるので(日本語での)表現とか日本語の順番など大変です。だけど正解はわかりませんが、選手の個性を大事にして、ありのままを伝えたいと思います」

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