次のヤクルト監督は誰が適任か。燕ファン31人の意見は3人に割れた (4ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

「古田さんを希望しますが、それが無理なら伊東勤さん、原辰徳さん、小久保裕紀さんなど、OB以外の監督を見てみたい気持ちもあります。チームとしては、とにかく先発を揃えてほしい。あとはトレーニングコーチを充実させて、ケガ人を出さないようにしてほしい」(41歳/男性)

「前回は選手兼任で負担が大きかった。そのなかで2番にリグスを起用。いまで言う超攻撃的オーダーのはしりですよね。監督専任になって、どんな野球を見せてくれるのか。古田さんがキャスターを務める『熱闘甲子園』(朝日放送)を見ていたら、若い子の育て方についての理論が『なるほど』と思えるものばかりだったんです。ヤクルトは高卒の選手が山田哲人のほかに育っていないので、その理論で若手を鍛え上げてほしい」(29歳/男性)

 8月22日の退任会見で、真中監督は「今の僕の力では厳しいという部分はあります。すぐに立て直すのは難しいですし、勝つ自信がない」とコメントした。この言葉を選手たちはどう受け止めたのだろうか。

 4年目の奥村展征(22歳)は、2013年のドラフトで巨人に4位指名されプロ入り。2年目に、FAで巨人に入団した相川亮二の人的補償選手としてヤクルトに移籍した。

「1年目のジャイアンツで(二軍の)試合に結構出させてもらったのですが、『うまくいかなかった』という気持ちが強かったんです。そう感じているなかで、真中監督は僕のことを『欲しい』と、リストから選んでくださった。その恩返しは絶対にしたいと思っています。ケガなどあって思うように貢献できなかったのですが、これから恩返しをしていきたい。残りのシーズンというより、目の前の1試合1試合に、みんなの想像以上の結果を残せるように頑張っていきたいです」

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