カープ新守護神・今村猛。「中継ぎキャプテン」の責任感は変わらない (4ページ目)

  • 前原淳●文 text by Maehara Jun
  • 西田泰輔●写真 photo by Nishida Taisuke

「自分が抑えても、チームが勝たないと面白くない」

 チームの勝利が最優先。プロ入りしてから今村の信念は変わらない。

「7回のポジションは難しい。その分、自分は経験もあるし、投げられる体力もある。自分がそこをできればいいのかもしれないけど......」

 抑えというポジションにやりがいを感じながらも、今季は26歳で一軍投手陣最古参の時期が長く、中継ぎキャプテンも務める責任感がにじむ。だが、チームの勝利に直結する抑えこそ、今村が最も果たすべきポジションなのではないか。代役ではない。もう今村は、押しも押されもせぬ広島の守護神なのだ。

プロ野球記事一覧>>

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る