ヤクルト真中監督、逆襲に自信。優勝へ「任せてください。大丈夫です」 (3ページ目)

──　このキャンプには４人の新外国人選手が参加しています。オーレンドルフ、ブキャナン、ギルメットは投手で、グリーンは一塁手です。バレンティン、ルーキを加えると６人となりますが、一軍登録枠（４人）をどう活用する予定でしょうか。

「去年より選択肢があるので期待はあります。本来は野手のグリーンを一軍で使いたいところですが、やっぱりピッチャーを固めないと勝てないので......。これは畠山（和洋）次第ですよね。畠山が万全であれば、考えることなく投手３人でいけます。結局はバランスなので、始まってみないと難しい。現状は投手３、野手１で考えています」

──　投手３人の場合、先発とブルペンの比率はどうなりますか？　近年はブルペン２、先発１という構成がトレンドになりつつあります。

「そうですね。やっぱり、ブルペンを任される外国人投手はボールも強いですし、メンタルも含めた安定感ですよね。本当は日本人のクローザーが理想なんですけど......。毎年のように外国人のクローザーを考えるのは大変なので」

──　次に野手陣についてお聞きします。この３年、リーグトップクラスの破壊力を誇る打線は今年も健在のように思えます。

「嬉しいのはチーム内競争が増えていることですね。みんながこのキャンプで争っている、という感じが伝わってきます。キャッチャーは中村悠平と西田明央、ショートは大引啓次と西浦直亨に、谷内亮太や２年目の廣岡大志もいる。ファーストは畠山とグリーン。外野は現状では、坂口智隆と誰かが勝負することになる。中村や大引あたりがさらなる緊張感を持って、いい争いをしてグレードアップしてくれるといいなと思っています」