ヤクルト真中監督、逆襲に自信。
優勝へ「任せてください。大丈夫です」

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

── 現時点での先発ローテーションの構想を教えてください。

「うーん、まず石川雅規、小川泰弘の2枚があります。あと4枠を、新外国人のオーレンドルフ、原樹理、山中浩史、村中恭平、石山泰稚、館山昌平の6人くらいで争うことになると思います」

── ドラフトでは1位に寺島成輝(履正社)、2位に星智弥(明治大)とふたりの投手を上位指名しました。監督は以前「最近は高卒新人でも6月には一軍で投げられる選手が増えた」と言っていました。

「そうですね。寺島であったり、2年目の高橋奎二であったり、素材的には面白いピッチャーですが、まだキャンプの段階ですからね。今から過剰にストレスをかけても仕方ない。現状では様子をみながらです。ただ、星に関しては大卒ですし、一軍のレベルで通用する強いボールを投げています。どこで使うかを考えているところです」

── 星投手は、最速が157キロ。チームにとって待望のパワー型の投手ですが、現時点では先発とブルペンのどちらで起用したいと考えていますか。

「中継ぎや抑え向きの気はしています。先発が揃えば無理に頭に回す必要はないですし、ブルペンはどうしても手薄になりがちです。現状、去年の流れからいけば秋吉亮とルーキのふたりなので、そこに勝ちゲームで使えるピッチャーが1枚増えれば心強いですよね」

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