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開幕投手・石田健大が語る「エース論」

  • 石塚隆●文 text by Ishizuka Takashi
  • 益田佑一●写真 photo by Masuda Yuichi

── 昨年の夏場、リードしている場面で降板し、後続のピッチャーが打たれて逆転されるケースが何試合かありました。そこにはやはり『自分が投げ切れれば......』といった思いがあったのでは。

「そうですね。打たれてしまった後続のピッチャーが悪いという気持ちはまったくなく、自分があと2イニング投げていれば勝てたかもしれないという思いもあり、やはり投げられないもどかしさや悔しさはありました。自分が打たれて負けるのであれば反省して次につなげられますからね。ただ昨シーズンは100球未満、7回までというルールをラミレス監督が作ってくれたおかげで1年間ローテーションを守り切り、規定投球回数をクリアできたと思います。これが最初から8〜9回投げていたら、故障などして1年間維持できなかったかもしれません。そういった意味では監督にいいシーズンを送らせてもらったなと」

── その真価を発揮するのが、今シーズンというわけですね。

「はい。昨年結果を出すことのできた自信を今シーズンに生かしたい。リリーフ陣を休ませることのできる試合をいくつか作りたいと思います」

(後編につづく)

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