「マー君、マエケンと同じ匂いがする」寺島成輝、プロ1年目の青写真 (5ページ目)

  • 谷上史朗●文 text by Tanigami Shiro
  • photo by Kyodo News

「より専門的な指導を受けて、どうなるのかすごく楽しみです。なんとなくですけど、体の使い方には自信があるんです。体のつくりや動かし方を意識して、これまでも自分なりにやってきました。体が変わるだけじゃなく、使い方を知っておかないともったいないですから。体が変わって、使い方も知っていれば最強じゃないですか。そこは自分なりにわかっているつもりです」

── 最強になれそう?

「かもしれないです(笑)」

 そろりと様子見をしながら、戦いのマウンドへと登っていくのだろう。ちなみに田中将大は、プロ初実戦となる紅白戦から2試合連続、計4発を被弾してのスタートだった。いずれも痛打されたのはストレートで、以降、変化球の交ぜ方を工夫していった。オープン戦の初先発も4回途中3失点KOだったが、最終登板では7回3失点とまとめ、開幕ローテーション入り。シーズン11勝へとつなげていった。

 まもなくプロ野球のキャンプが始まる。クレバーな男・寺島成輝はそこで何を感じるのだろうか。

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