2016.10.22

岩本勉の日本シリーズ予想
「日本ハムは負けても2つまで」

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 西田泰輔●写真 photo by Nishida Taisuke

 日本シリーズの展望について聞くと、開口一番「本当にもつれるでしょう。運や勢いに左右されない戦いになると思います」と答えた。

「チームカラーが似ていますよね。ともに機動力があり、ベテラン、中堅、若手のチーム構成もそうです。打線も、1、2番がチャンスをつくり、3番から5番で得点する。その波に乗って下位打線が追加点を重ねていき、つながったときは止めようがない。看板選手だけでなく、気がつけば日替わりヒーローがいるところもそっくりです。そういうチーム同士の戦いですので、ひとつほころびを見せると一気にたたみ掛けられてしまう。日本シリーズでも普段通りの野球ができるのか、そこがポイントになるでしょうね」

 そして岩本氏がもうひとつポイントに挙げたのが、「両監督の采配」だ。

「もともとセ・リーグとパ・リーグでは土俵が違うというか、野球が違います。そのなかで、緒方(孝市)監督は札幌での試合のときに誰をDHで起用するのか。逆に、栗山(英樹)監督はDH制のない広島で大谷をどのように使うのか。特に栗山監督は公式戦、CSファイナルと独創的な起用が”吉”と出ましたが、それがシリーズでもはまるのが注目ですね」

 やはり日本シリーズでも大谷の使い方がカギになると、岩本氏は言う。

「正直、日本ハムは大谷の使い方でチームが大きく変わります。”投手・大谷”“打者・大谷”をどのように使い分けていくのか。CSファイナルでは、登板翌日にDHで先発出場しましたが、日本シリーズの1、2戦はDHがありません。初戦に先発登板した場合、第2戦は代打なのか。大谷の起用に関しては、いろんなパターンが想定できます。策士・栗山監督の采配も注目ですが、それに対して広島がどう対応してくるか楽しみですね」