山田哲人のルーティン、早出ティーは快挙達成後もまだまだ続く (5ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

── 以前、「目指しているのは、長打力があり、時にはしぶといバッティングをする。つまり、相手から嫌と思われる選手です」と話していました。それは実現できたと思いますか。

「結果が出ているので、少しは相手に『嫌だ』という意識を与えられていると思います」

── 今年を含め、この3年間で素晴らしい成績を残されました。チーム、ファンは想像を超えた選手になることを期待しています。この先、山田選手が目指すものは?

「相手に嫌がられる選手を目指すという思いは変わらないです。あとは、やっぱり調子の波を......悪かったら悪い、よかったらいい、みたいな状態を少なくしたいですね。これは結果だけを見ればの話ですけど。最低でも毎試合、いいところでヒットを1本打ちたいです」

 山田はシーズン最終戦となった10月1日の広島戦(マツダスタジアム)でも早出ティーで汗を流し、試合への準備を整えた。来年もこの光景は続くのである。

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