ベイスターズの選手たちに「初のCSを迎える心境」を聞いてみた (2ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • photo by Kyodo News

── 今シーズン、巨人戦の打率は.319です。エースの菅野智之投手に12打数4安打(打率.333)、マイコラス投手には9打数4安打(打率.444)と打っています。相性のいい倉本選手に期待が集まると思うのですが。

「僕は(期待は)背負わないです(笑)。ウチは3、4、5番がしっかりしているので、その3人が打てば点が入りますし、ランナーもたまります。僕の役割は、しっかりとつないで得点にからめることだと思っています」

 ラミレス監督はある試合前の囲み取材で宮崎敏郎について聞かれたとき、こんなことを言っていた。

「筒香のあとの打順にフィットしています。三振が少なく、ボールをじっくり見てからバットを出せるので逆方向に打てるし、ボールを転がせるし、パワーもある。本当に大きな存在です」

 宮崎は、シーズン序盤は二軍生活を経験するなど、モチベーションを保つのに悩んでいたという。そんな中、5月に一軍復帰すると、6月以降は主力として今季101試合に出場し、打率.291、11本塁打、36打点と、今や「5番打者」としてチームに欠かせない存在となっている。

「試合に出させてもらっていることが、プラスに働いているのかわからないですけど......バッティングでチームに少しでも貢献できればと思ってやっています。今はゴー(筒香)のうしろなので、ランナーがいる状況での打席が多いので、それをなんとか還すという意識でやっています」

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