2016.07.27

ラミレス監督が明かす、
CS初進出へのキーマンと「筒香の将来」

  • 村瀬秀信●文 text by Murase Hidenobu
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

―― 外野には桑原選手、乙坂(智)選手、関根(大気)選手、下園(辰哉)選手、荒波(翔)選手と才気あふれる野手が控えている一方、サードはなかなか確定できずにいますが、今後、レフトの筒香(嘉智)をサードに戻すという可能性はあるのでしょうか?

ラミ 筒香とは今年のキャンプがはじまった時点でポジションの話をしました。その時に本人も"やりやすい"という理由でレフトを希望しており、その後の『何年かレフトをやった後にファーストだと思う』という考えも聞きました。これは僕自身の考えと一致するもので、彼は向こう15年、4番を打ってもらわなければいけない選手です。そして、カジをセンターにコンバートしてから不調に陥ってしまったように、やはり昨年までレフトでいい結果を残しているのであれば、ポジションを移した時に同じ成績を出し続けられるか......という不安もあります。

―― それだけラミレス監督は筒香選手をチームの軸として絶対的な信頼を寄せているのですね。

ラミ そうです。野手のなかでは筒香が前半戦のMVPだと思っています。

―― 即答ですね。やはり、それだけ4番としてキャプテンとして期待に応えてくれたと?

ラミ 申し分のない働きをしてくれました。そして投手の方ではひとり名前を挙げるのはちょっと難しいのですが......ここは今永(昇太)の名前を挙げたいですね。

―― 石田(健大)選手でも山口(俊)投手でもなく、前半戦の最後は二軍に落ちてしまいましたが、5勝を挙げたルーキーの今永ですか。

ラミ はい。今永は開幕から1か月以上勝ち星がつきませんでしたが、負けた試合でも下を向くことなく前を見て常にいいピッチングをしようとしてくれました。そして、スイッチが入ったときの今永のピッチングは本当に素晴らしかった。後半戦も必ず力になってくれると思っています。