独走は許さん!パのライバルたちが語る「ソフトバンクに勝つ方法」 (3ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 ここで「6回終了時点でリードを許した試合」における各チームのデータを並べてみた。

ソフトバンク/5勝8敗(勝率.385)
ロッテ/5勝23敗(勝率.179)
日本ハム/2勝27敗(勝率.069)
西武/5勝29敗(勝率.147)
楽天/3勝26敗(勝率.103)
オリックス/2勝28敗(勝率.067)

 ソフトバンクの勝率が高いのは一目瞭然だが、驚くべきは6回までにリードを許した試合が極端に少ないことだ。要するに、序盤からリードして自分たちの戦いに持ち込んでいる試合が圧倒的に多いということだ。

 3位の日本ハムはソフトバンクに対して5勝5敗1分の成績を残しており、終盤に逆転されたのが2試合、9回に追いつかれて引き分けとなったのが1試合あるなど、勝ち越していても不思議ではない戦いを繰り広げている。

「今まで11戦してほとんどが接戦なんだけど、あと一歩のところで負けてしまった試合が多かった。まだ十数試合残っているけど、ここまで互角に戦えていることを自信として、チーム全員がすべて勝つ気持ちで戦っていきたい。僕はホームランを期待されていると思うけど、守備であったり、何かしらのプレーで勝利にかかわっていきたいと思っています」

 そう語るのは、リーグトップタイの22本塁打を放っているブランドン・レアードだ。そのレアードはソフトバンク戦に強く、打率.302、6本塁打の好成績を残している。

「ほかのチームが相手でも毎試合、毎打席、アドレナリンは出ているけど、ホークスはナンバーワンのチームだからね。もちろん意識はするし、なんとか負かしてやろうと思ってプレーしています」

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