2016.06.05

「無難な野球」を捨てれば、セ・リーグは交流戦でパ・リーグに勝てる!

  • 元永知宏●取材・文 text by Tomohiro Motonaga
  • photo by Jiji photo

若手の台頭が目覚ましいベイスターズが交流戦のカギを握る

──そんななかで注目のチーム、選手を挙げるとすれば……。

小関 読売ジャイアンツの坂本勇人選手は変わりましたね。狙い球をしっかり絞って、甘いボールを見逃さなくなりました。ここ数年、積極性がなくなり、成績も落ちていましたが、今年は違います。チームとして注目しているのは横浜DeNAベイスターズです。ベイスターズの戦い方によって、交流戦の潮流も変わるのではないかと思っています。
 
──具体的にはどこを評価しているのですか。

小関 2015年ドラフト1位の今永昇太投手、2014年ドラフト2位の石田健大投手に代表されるように、若い投手の台頭が目立ちます。彼らのピッチングフォームは理に適っていて、コントロールがいい。両投手とも交流戦の初登板はパ・リーグの強力打線に手痛い洗礼を浴びましたが、緩急も自在に使えるので次の登板では修正してくるのではないでしょうか。

──ラミレス監督の采配も功を奏していますね。

小関 ラミレス監督は就任1年目ですが、過去の実績や評価に引っ張られることなく、冷静な目で選手の実力や適性を見極めています。レギュラーにルーキーの戸柱恭孝捕手を据えましたが、ほかのポジションでも若い選手を積極的に使っていますし、選手たちは起用に応える働きをしています。

──2年目の倉本寿彦は打率3割をキープしていますし、22歳の乙坂智、桑原将志、20歳の関根大気も好調です。

小関 乙坂選手、桑原選手、関根選手のような高卒の選手が育っているのはチームにとっていいことです。チームの中心には、侍ジャパンの4番を任された筒香嘉智選手もいます。開幕時からラミレス監督がファーストストライクを打つことを奨励していることもあって、勢いという部分ではパ・リーグに負けていません。