ダメ選手の巻き返しはあるか? パ・リーグ新外国人「優良度」チェック (4ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

◎楽天
ジェイク・ブリガム(投手)/4試合/0勝1敗1ホールド/防御率6.28
ラダメス・リズ(投手)/3試合/0勝1敗1ホールド/防御率2.45
ジョニー・ゴームズ(野手)/18試合/打率.169/1本塁打/7打点
ジャフェット・アマダー(内野手)/出場なし
※ ゴームズは5月6日に退団

 毎年、夢のある新外国人選手を補強する楽天。しかし、ジョーンズ、マギーのコンビ以降は、ユーキリス、サンチェスと途中帰国が続いている。悲しいことに、今シーズンもそれは繰り返された。5月6日、メジャー通算162発の大砲・ゴームズの退団が発表されたのである。

「ゴームズは、期待はずれというよりもガッカリしたよね。仙台での試合のときにバッティングを見たんだけど、気持ちが入っていない。アウトコースのボールがまったく当たらない。キャンプのときはスケールの大きいバッティングをしていたから、楽しみにしていたんだけど……。打てるポイントを持っていたし、メジャーでの実績もあった。そうしたプライドが邪魔したんですかね。打てなかったのは、技術というよりメンタル的なものだったと思いますよ」(山﨑武司氏)

 セ・リーグ同様、新外国人の活躍がそのままチームの成績に反映している。ただ、シーズンはまだ100試合以上残っており、巻き返すチャンスは十分にある。彼らの意地とプライドを見せてほしいものだ。

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